消泡剤で気泡を破壊する原理

液体に気体が混ざっていると気泡が出来上がります。小さいものであれば気にならないかもしれませんが、量は多いときや大きな物が含まれている場合は、品質に影響が出たり、製造工程に障害を与える恐れがあります。そのため消泡剤などを使って除去しなければいけません。泡と言えばシャボン玉のように壊れやすく、あまり脅威にならないと考えられるかもしれませんが、実は破裂のときの衝撃で母材に変化を与えるほどの力があります。

気泡は液体中で除去することができません。液体の表面に上がってきた物を破壊する方法でしかなくすことができないので、効率が悪くなかなかなくすことが難しいという問題があります、小さいものでは、機械的に破壊することは難しく、分子レベルでの対応が必要となります。そこで使われるのが消泡剤です。泡は液体の表面に上がってきたあと表面張力で形状を維持します。

半球状になっている間は均衡が保たれているので、越されることがありません。風船のようにどこか一部を付くことができれば割れますが、工具などではできない大きさです。消泡剤は表面張力を破壊することができる素材です。表面張力を維持しているのは界面活性剤が均一に存在しているからで、その一部に消泡剤が入り込むことで不均衡を作り出して壊すことが可能です。

主にシリコーンやシリカ、アルコールなどが使われています。液体中で泡をつなぎ合わせて不均衡を作り出す作用の消泡剤もあります。

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